公演振り返り①当日の準備と1曲目マルティネーテ
劇場での公演準備や難しさは、多岐に渡ります。
その分、劇場でしか出せない良さがあります。
私たちは劇場に出演することに慣れていますが、今回の公演は劇場に慣れていない生徒たちも出演しました。
そのスキルは教えながらも、自分の心身で慣れてもらうしかないので、このアカデミーではこれからもそのチャンスを沢山作ってあげたいと思いました^^
さて、劇場なのに、そして開演13:30なのに当日入り^^;
前日が予約取れなかったんですよね。。。
早朝から5分の遅れも許されないタイムスケジュールが組まれます。
多くのプロの力が集結するのが劇場公演ですが、今回はプロの技術者たちを集めることができませんでした。
しかし、どんなにプロの技術者を集結できる公演でも、これだけは人に頼まない、踊り手の仕事だと思っているものがあります。それは、板の準備。
重いし枚数多いし業者さんに頼んだ方が早いしラクですが、
板は出演者の中で踊り手だけが使う相棒です。
こちらは開演直前の楽屋です🤗
これも私のこだわり。
いくら本番に慣れていなくても、楽屋でナーバスになるのは禁止です。
ナーバスになる暇もないくらいにみんなでやる事をわざと増やしたりしますw
ふざけて遊んでいるくらいでちょうどいい!
自分のことしか考えずにナーバスになるより、周りの仲間たちを気遣う状態でいられなければ、舞台に立ってもお客様に見透かされます。
みんなめちゃいい顔❤️みんなかわいい❤️
1曲目はマルティネーテ
ギターがなく、歌と踊りだけで構成される曲種です。
後半はギターも入るシギリージャという曲種に。
ベストの下に長袖のシャツを着ていますが、本当はタンクトップの予定でした。
。。。。忘れたんですよね、衣装を。。。
20年やってきて衣装を忘れたのは初めてでした^^;
白い大きな布、マントンというフラメンコの道具の1つです。
正式名称はマントン デ マニラ
シルクで出来ている大きくて重い布です。
本番の写真が暗いので、ゲネプロの写真を掲載しております。
この曲の最後、また初めての経験が!
マントンが靴のかかとにひっかかって取れなくなり、予定していた振りは出来ませんでした^^;
フラメンコの靴のかかとは太いので、引っかかることはないし、引っ張ればすぐ取れるのですが
どうしてかはナゾのままです🤣
そしてこの曲の後、舞台袖に入って行ったらまだ業者さんとホールの方々が鳥を捕獲する網を持って見張っていて、とても有り難いのですが、これまた初めての光景に笑ってしまいました🤣
靴にマントン引っかかったちょっと残念な気持ちが一瞬で吹き飛んだ🤣
そして私たちピオネロのライブでお馴染みのMCの時間。
今回はスライドを使って、フラメンコの歴史のほんの1部ですがお伝えいたしました。
一般的にフラメンコの歌い手はMCをやりません。
いいMCができるのはうっちーさんの努力の賜物。そしてお客様と一体感が生まれる、貴重な技術です。
今回全編で使用した映像は全てうっちーさんが作成致しました^^
本番までスライドの中身を見なかったので、何でこれ入れたの!?っていうものもありましたが
そんな私のツッコミを楽しんでいただけて何よりです🤣
続きは次の記事で^^